一般的に、食物アレルギー言えば、そばや魚介類、たまごや牛乳などのアレルギーが有名です。
実は玉ねぎによって引き起こされるアレルギーも、近年話題になっているそうです。

玉ねぎでアレルギーと信じられない方もいらっしゃると思います。
ですが、食物アレルギーは、誰にでも起こる可能性があるものなのです。

玉ねぎアレルギーの症状としては、身体のかゆみや喉のイガイガ、肌荒れなどといった症状が起こるようです。
また、激しい頭痛や腹痛、吐き気や下痢などといった症状を伴う事もあるようです。

アレルギー症状にも様々なものがあり、軽度の症状を始めとして、命にかかわるほど重度なものもあるようです。
本当に重度の場合ですが、蕁麻疹や呼吸困難などを併発し、意識を失う恐れもあるとのことです。
いわゆるアナフィラキシーショックです。かなり危険な状態と言えます。

玉ねぎアレルギーの原因は、玉ねぎに含まれる『硫化アリル』という成分が原因のようです。
この硫化アリルは、ユリ科やネギ科の植物に多く含まれている成分です。

身近な所で言うと、犬には食中毒を起こすから玉ねぎは食べさせてはいけないと言われています。
玉ねぎに多く含まれている硫化アリルを、犬は分解する事が出来ないので、食べさせてはいけないという訳なんです。

ちなみに、人間の場合ですが、通常は硫化アリルを分解することが出来ます。
これは何故かと申しますと、消化酵素を持っているからです。

ですが、玉ねぎアレルギーの方は、この消化酵素が少ないので上手く分解出来ないのです。
そのため、下痢や腹痛、吐き気や痒みなどといった、玉ねぎアレルギーの症状が現れるのです。

また、硫化アリルに対して耐性があったとしても、過剰に摂取すると、玉ねぎアレルギーの症状を引き起こす可能性があるそうです。
硫化アリルを含んでいる、らっきょうやニンニクなどを摂り過ぎても、同じようなアレルギー症状が出るので注意が必要です。

この玉ねぎアレルギーは、先進国に多く、発症件数は年々増えているいるとのことです。

火を通すと、アレルギー反応が無くなったり、食べられるという方もいるようです。

が、もしかして玉ねぎアレルギーかもと思うところがあれば、一度、このパッチテストを受けてはいかがでしょうか?
病院などにいけば、パッチテストを行ってくれるところがけっこうあります。

また、医師の指示のもと、敢えてアレルギー反応が出る食べ物を摂取する治療方もあります。
『食物負荷試験』といい、アレルギー反応が出る食べ物を少しずつ摂取しながら、症状や反応観察して行くというものです。
(絶対に、医師の指示の下に行ってください。)

病院に行かない状態であれば、アレルギー反応が出る食べ物にはさわらない、食べないことです。
また、においをかぐだけで発疹が出る人もいますので近づかない事も重要です。

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